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2023.7月号 No.174

表紙

オトギリソウ

(オトギリソウ科オトギリソウ属)

多年草で、高さは40cm~60cmになり、葉柄のない細長い2枚の葉が対生し、裏面から透かして見ると、黒点が見られる。7~8月頃、茎頂の円錐状花序に淡黄色の花を多数つける。全草を干した物を生薬で「小連翹(ショウレンギョウ)」といい、煎じ液は止血、鎮痛の目的で服用する。虫刺され、切り傷や打撲傷には生の葉を絞って塗布するが皮膚炎を起こすことがあり、注意が必要。


からだにうれしい油

油と聞くとカロリーの高い、太るなど悪いイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。油は、私たちが活動するためのエネルギー源であり、細胞膜やホルモンの材料となる重要な栄養素です。さらに油は肌に潤いを与えたり、油に溶けやすい脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の吸収を高める働きもあるなど、健康や美容に欠かせない存在と言えます。良い油、悪い油を見極めからだにうれしい油を取り入れていきましょう。

台所は薬の宝庫 鯵(アジ)

アジは一年を通して獲ることのできる魚ですが、旬は6~8月でこの時期のアジは小ぶりで脂のノリが非常に良く旨味がつまっているのが特徴です。アジの種類にはマアジ、ムロアジ、シマアジなどがありますが一般的に日本でよく食べられているのはマアジです。