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2021.11月号 No.164

表紙

ツワブキ(キク科ツワブキ属)

根茎は太く、葉は円状腎臓形で厚く、上面は深緑をしている。花期は10~12月で、黄色の頭花を散房状につける。葉には強い抗菌作用があり、根茎は、健胃、下痢、食中毒の解毒に使用する。


ドライアイ

目が乾く、目がゴロゴロする、目が疲れるなどの症状はありませんか。それはドライアイの症状かもしれません。ドライアイそのものは失明に繋がることはありませんが生活の質を長期にわたって損なってしまうことがありますので、不快感をコントロールすることが重要です。現代のドライアイの大半は涙を眼の表面に留めておく力が弱まる事で起こるといわれています。

〇悪化させる要因〇

〈3つのコン〉

1.パソコン・テレビ・スマホ等の画面を長時間見続ける

2.エアコン等の送風を直接受けるような環境

3.コンタクトレンズの使用

その他、ストレスによる涙の分泌の低下や膠原病などの自己免疫疾患・一部の抗不安薬や抗精神病薬、抗ヒスタミン薬の服用が原因と考えられています。

〇ドライアイチェックシート〇


5つ以上ならドライアイの可能性があります。眼科医に相談しましょう。

〇対策と治療〇

○眼をしっかりと休養させるため十分な睡眠をとる。

○エアコン等で部屋が乾燥しすぎないよう加湿器などを使用する。

○意識的に瞬きをする。

○眼を温める。(涙の中に油分の分泌が良くなり涙の蒸発を抑えられる。)

○人工涙液、ヒアルロン酸製剤の他、眼の中から水分等を分泌させる点眼薬の使用。

〇ドライアイにおすすめの食材〇

・抗酸化作用のあるビタミンA・C・E

・代謝をよくするビタミンB群

・亜鉛を含む緑黄色野菜や肉類

・青魚の油に豊富なDHA・EPA

・鮭の色素のアスタキサンチンなど

〇簡単マッサージ方法〇

中指と薬指を合わせた指先で、眼球を囲む骨の縁に沿って一周滑らせます。しっかりと目の周りのコリをほぐして血行を良くすることで、ドライアイや眼精疲労の改善が期待できます。ホットタオル(40~45℃)で10分くらい目を温めてからマッサージすると効果的です。また、首や肩周りの血行を良くすることでもドライアイの改善が期待できます。 (出典 クラシエホームページ)

台所は薬の宝庫 かぼちゃ

かぼちゃは、収穫時期と旬がずれている少し珍しい野菜です。旬というのは自然のなかで育った食べ物がもっとも美味しく、栄養価が高い時期を指します。そのため、かぼちゃの旬は収穫してすぐの夏ではなく秋から冬とされています。冬至の日にかぼちゃを食べる風習がありますが、これは栄養価の高いかぼちゃを食べることで免疫力を高め、風邪を予防するとされているからです。日本で栽培されているかぼちゃは、「西洋かぼちゃ」「日本かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類あり、一般的に多く流通しているのは「黒皮栗かぼちゃ」という西洋かぼちゃで、ホクホクとした食感で甘味が強く栄養価が高いことが特徴です。


【栄養】

ビタミンA・C・Eと呼ばれる抗酸化作用の強いビタミンが豊富に含まれ、免疫力アップを助けてくれるだけでなく、老化を防いでくれる働きもあります。油と一緒に摂ると吸収がよくなります。また、カリウムを多く含むため、体内の余分な塩分を排出することから高血圧予防やむくみの解消に期待ができます。

【選び方】

皮にツヤとハリがあり、固くて重みがあるもの、また、軸の切り口がしっかり乾燥していて、軸の周りが凹んでいるもの。カット済みのものは、種がぎっしりと詰まってぷっくりしており、果肉の色が鮮やかなものを選ぶとよいでしょう。

【保存方法】

丸ごと1個なら日が当たらない風通しのいい冷暗所に、カット済のものなら、種とワタを取り除いてラップで包み、冷蔵庫で保存しましょう。ワタを取ったかぼちゃをスライスしたり、ひと口サイズにカットしたものをゆでて、ラップをして保存袋に入れてから冷凍すると、1ヶ月ほどは保存可能です。