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2024.1月号 No.177

表紙

満作(マンサク科)

落葉小高木で黄色が鮮やかな細長いひも状のちぢれた花をつける。名前の由来は「冬を越してまず咲くから」という説と、花がたくさんつくので「満作豊作」という説がある。葉にはタンニンが含まれ収斂、止血、消炎の作用がある。


気を付けよう!!冬のヒートショック

ヒートショックとは、暖かい部屋と寒い部屋との温度差による急激な血圧変動により、心筋梗塞や脳卒中などの血管の病気を引き起こす健康リスクのことです。急に体温が下がると血管を縮ませて血圧が上がり、逆に体温が上がると血管が広がることで血圧が下がります。心臓や血管に大きな負担がかかるため、身体に影響を与えてしまうのです。特に入浴時やトイレ、10℃以上の温度差がある場所は危険とされ注意が必要です。


【ヒートショック危険度チェック】

  1. メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症、心臓・肺や気管が悪いなどと言われたことがある
  2. 自宅の浴室には暖房設備がない
  3. 自宅の脱衣室に暖房設備がない
  4. 1番風呂に入ることが多いほうだ
  5. 42℃以上の熱い風呂が大好きだ
  6. 飲酒後に入浴することがある
  7. 浴槽に入る前のかけ湯をしない、または簡単にすませるほうだ
  8. シャワーやかけ湯は肩や体の中心からかける
  9. 入浴前に水やお茶など、水分をとらない
  10. 1人暮らしである、または家族に何も言わずにお風呂に入る

5個以上にチェックがついた場合、「ヒートショック予備軍」と診断しますが、1つでも当てはまれば注意が必要です。 


【ヒートショックを防ぐ工夫と対策】

ポイント 家の中での温度差をなくすこと・脱水に気をつけること

 

〇浴室・脱衣室 

■温かい部屋と脱衣室の温度差は5℃以内に。

■湯船の温度は41℃以下で浸かる時間は10分以内で。

42℃以上になると心臓に負担がかかります。また10分以上浸かった場合は脱水症状を起こす危険があります。41℃以下で体の芯から温まることを心がけましょう。

■湯船に入る前にかけ湯を。

いきなり湯船に入ると急激な血圧変化を招くことがあります。心臓から遠い手足の先から順に体を慣らしていきましょう。

■入浴後は、浴室内で体の水分を拭き取りましょう。体を冷やしにくい状態にします。

■入浴前後にコップ一杯の水を飲む。

■食後1時間以内の入浴はさける。脳の血流が消化のために使われるため低血圧になっている可能性があります。 

■家族がいれば見守りを。一言声をかけておくことで万が一の場合早期発見につながります。


〇トイレ 

■便座は暖房装置や便座カバーをつける。 

■夜間、トイレに行くときは上着や靴下を身につけましょう。 

 

特に高齢者・高血圧の方・糖尿病や脂質異常症などの疾患のある方は「ヒートショック」対策をし、寒い冬を乗り切りましょう。


台所は薬の宝庫 カリフラワー

カリフラワーはキャベツの仲間で「キャベツの花」を意味する「ケールフラワー」が名前の由来と言われています。地中海沿岸の野生種のケールから分化したものがブロッコリーで、そのブロッコリーが突然変異で白化したものがカリフラワーです。糖質・脂質が少なく低カロリーで、ビタミン・ミネラルなどの栄養があり、コリコリした食感が特徴で見た目にもかわいい食材です。おいしく食べられる旬の時期は11~3月です。